算命学:占い独学講座

算命学を独学で習得したい方々へ、有名人の事例などをまじえながら、実践的な知識をわかりやすく解説します。noteでも販売しますので、ご活用ください。

松本人志氏の性加害報道と宿命(算命学)

 

宿命の弱点

松本人志氏の性加害疑惑が世間をにぎわせている。

週刊文春によると「後輩芸人に女性を集めさせ『俺の子ども産めや!』などと性行為を迫っていた」とのことだが、本当のところどうなのだろう。算命学で宿命を観た。

 甲 辛 戊     玉堂星 天将星

 寅 酉 卯 禄存星 牽牛星 石門星

       天禄星 牽牛星 天報星

 

木=福が多く、これを抑える金=官も強いが、金=斧を鍛える火=寿は弱く、刃こぼれしやすい。

すなわち、自分のことばかりで周りへの気遣いを欠いていると、厄介者になる。

人体図を観ても、帰星が天将星のついた石門星で要星でもあるから、注意が必要だ。

Wikipediaに「お笑いの世界で頂点を極め、誰も彼に意見を言ったり反対したりできなくなり、裸の王様になってしまったかのようである」との識者の評が載っているが、もしそうならマズい。

報道を受けて氏は✕に「ワイドナショー出まーす」と投稿、「このままワイドナショーで松本人志の主張を一方的に放送すると、被害者に対する公開欠席裁判になる」と批判されているが、石門星の悪い部分が出ているように思う。

また、氏は4純1濁なので、いったん決めたら周りが見えなくなってしまう傾向がある。

これまでにもたびたび被害者のことを考えないコメントをして炎上しているが、周りが見えていないからなのかもしれない。

 

加えて、氏の結婚は2009年(己丑)の天中殺で、妻/愛人中殺である。

日支の蔵干に戊があって、人体図の配偶者の場所に禄存星として表出しているが、これがオンナ関係の乱れに出ている可能性がある。

Wikipediaによると、過去にも「女好きの奴は口がうまく…女を落とすためにかなりのユーモアとサギ的な要素が必要」「輪姦…は自分もやってきたことやから」と発言していたそうだが、禄存星は石門星と同様に要星だから、後輩芸人にオンナを手配させたのならマズい…氏の良い部分も一気に失われる。

 

なぜいまなのか

仮に今回の報道が事実だとして、なぜ明らかになったのがこのタイミング=2023年(癸卯)だったのだろう?

年干支の律音は、60歳の時には全員そうなので、大した意味はない。

注目すべきは、大運の乙卯だ。

第一に、日干支と準律音になるから、これまでの生きかたが問われるときだ。セクハラやパワハラなどへの世間の意識は随分と変わったから、過去の問題行動が明らかになったら叩かれる。

第二に、月干支と天剋地冲になるから官=仕事が打たれる。さらに、年支、年運も卯だから三重の冲動で、仕事の足元はグラグラだ。

 

そして、年運で回る癸=印は、忌神だ。

氏は「言葉の笑い」でお笑い界に革命を起こしたが、それによって運勢を落としたのかといえば、大した下積みもなく売れている。

すなわち、忌神は未消化で、そのツケが今年まわったのかもしれない。今回もツイートのたびに評判を下げて、判断ミスが重なっている(印で運勢を下げている)ように思う。

 

では、なぜ下積みもなく売れたのだろうか?

才能はもちろんだが、ダウンタウンとして活動を始めたのは1983年(癸亥)で印が大半会(大運も含めて地支は三合会局)だから、「面白い」となれば大きく一気に展開する。

また、大運は己未で、日干支は「甲→戊→丙→壬→甲→戊」と雲龍型になる(相方も日干支が同じだから雲龍型)。すごい虚気でファンを魅了したという解釈になるが、今回の報道で氏の虚像が暴かれると、一気に運勢を落としかねない。

2024/2/4からは甲辰の年運、2024/9/8からは甲寅の大運に入る。地支は寅卯辰の方三位で宿命は木だらけになるが、どう具現化するか…。日干の甲には明らかに不利な環境で、一度折れると甲は立ち直るのが難しい。

周りの声を聴かずに自滅するのか、それとも、仲間が氏を支えてくれるのか、大きな分かれ目になる。

そして、次の71歳からは忌神が周る大運天中殺で、今後はあまり良い展望は描けない。

 

以上は、週刊文春の記事が事実だとしたら、氏の宿命や人体図の解釈と符合するねというだけで、事実かどうかはわからない。

王様は裸だったのか、続報を注視したい。