算命学:占い独学講座

算命学を独学で習得したい方々へ、有名人の事例などをまじえながら、実践的な知識をわかりやすく解説します。noteでも販売しますので、ご活用ください。

堂本剛氏と百田夏菜子氏の結婚(算命学)

 

天中殺の結婚だが

またおめでたいニュースが飛び込んできた。

堂本剛氏と百田夏菜子氏、大物アイドルどうしの結婚だ。

ともにこれまで恋愛関係の噂はなく芸能記者たちもノーマークだったということで、二人のプロ意識の高さを称賛する声が多い。これでは、ファンも二人を祝福したくなる。

美男美女のお似合いのカップルだし、堂本剛氏の人柄の良さを伝える記事も多い。※

今回は、算命学で観る結婚のタイミングについて解説する。

https://hochi.news/articles/20240111-OHT1T51207.html

 

堂本剛氏(1979/4/10生)

 丁 戊 己     鳳閣星 天南星

 未 辰 未 貫索星 龍高星 貫索星

       天南星 調舒星 天堂星

 

現在の大運(癸亥)と2023年(癸卯)は妻の干が周り、地支は三合会局になるから、結婚へ一気に事態が動いたということだろう。

しかし、堂本氏は寅卯が天中殺だから天中殺の結婚(2023年は2024/2/3の節分まで)で、しかも、中殺されている癸は妻の干だ。

算命学の定石からすれば、この結婚は長続きしないという解釈になる。

 

百田夏菜子氏(1994/7/12生)

 己 辛 甲     牽牛星 天印星

 亥 未 戌 牽牛星 龍高星 鳳閣星

       天報星 鳳閣星 天南星

 

一方、百田氏は辰巳が天中殺で、現在の大運は戊辰だから、こちらも天中殺の結婚だ。

中殺されているのは兄弟/友人だから、ももクロのメンバーとも解釈できる。

しかも、戊辰は夫の干のある甲戌と天剋地冲になるが、素直に解釈すると、夫が打たれるということになる。

なんとも不幸な先行きをイメージさせる…。

 

天中殺の解釈

しかし、天中殺での結婚だから別れるという決めつけは、ナンセンスだ。

だって、天中殺で結婚してうまくいってる夫婦って、普通にいるでしょ?

天中殺=不吉というナイーブな解釈からは、いいかげん卒業したほうがいい。

天中殺というのは、一言でいえば、精神と肉体/現実がずれている不自然な気の状態だから、天中殺とうまくつきあっていくには、そのような気の状態をつくればいい。

よく言われるのは、受け身で過ごすこと。

目標に向かって積極的に動いても、天中殺では思い通りにならないから、いろんなところに無理が出る。

だったら、現実に合わせてうまく動いたほうがいい。

夫婦なら、相手に夫/妻としての役割を過度にもとめないこと、すれちがっても「他人なんだからしょうがないよね」と諦観して修復に努めること。

また、天中殺の結婚で影響を受けにくい例として、年の差が大きい夫婦や外国人との夫婦が挙げられる。育った時代や場所がまったく違うのだから、異なる気を持つ不自然な関係というわけだ。

 

そういう意味では、二人はうまくいくのではないか。

まず、二人の年の差は15もあるから、天中殺の結婚には向く。

それに、いろんな記事を読んでも、百田氏からは結婚に対する強い想いというのは感じない。結婚後も変わらずバリバリ仕事を続けるのなら、陰陽のバランスを欠いた不自然な夫婦ということになる。

上述した天剋地冲になるのは官=仕事ととって、仕事ばっかりしてないで夫のこと=結婚も考えるというかたちで具現化したのかもしれない。

あと、堂本氏が夫婦らしいありかたにこだわればうまくいかないだろうが、記事からはそんな感じは伝わってこない。

 

二人の場合、結婚よりも、堂本氏の従生格と健康への影響や、百田氏の天中殺&納音の大運でのデビューのほうが気になるが、それはまた機会があったら考察したい。