前回説明した通り、国のトップにはその時の国の運勢に合った宿命の人物が就く。だから、トップの宿命を観れば、その時の国の運勢が視えてくる。特にトップの選択が国の命運を大きく左右するような時代にあっては、なおさらだ。
今回は日本の運勢を占うが、日本のトップは誰だろう?
総理大臣(現在は石破さん)はもちろんだが、算命学では今上天皇(現在は徳仁)の宿命も観る。一般に総理大臣に比べて在位は長いが、象徴ゆえに短期間の影響は小さい。
今上天皇徳仁(1960/2/23生)
辛 戊 庚 04己卯
申 巳 寅 子 14庚辰
酉 戊 戊 24辛巳
庚 丙 34壬午
丙 甲 癸 44癸未
54甲申
石 貴 64乙酉
牽 司 鳳 74丙戊
極 玉 報 84丁亥
国の運勢への影響で気になるのは、即位されたのが天中殺の大運ということだ。
だから、在位期間は短くなるかもしれない。あるいは、どこかに犠牲が生じればこの限りではないが、それが雅子皇后のご病気なのかもしれない(令和天皇は生日中殺だから、もちろん、その影響もある)。
いずれにしろ、2034年の天皇誕生日前までの大運は、天中殺の影響で国の運勢(中殺されているのが禄なので、特に経済)は不安定になる。ただ、不安定なのは日本だけではなく、前回まで述べたようにアメリカも中国も波乱だ。
天中殺は、運勢が悪いということではない。みずから動いても思うようにはいかないが、周りの動きに応じて上手に動けば、波乱はチャンスでもある。
そして、重要なのは、この大運で次の時代に向けてどこまで準備できるかだ。
バブル崩壊後の失われた30年で、日本経済は活力を失いモノづくりでイノベーションも起こせないでいるが、多くの識者が指摘するように、人口が減少していくなかで日本経済が復活するカギは、AIなどによる生産性向上と技術革新にある。うまくいけば‘Japan as No.1’時代の再来もあるかもしれない。
2034年の天皇誕生日からの新しい大運は、官が周るとともに、雲龍型になる(日干は、辛→癸→丁→乙→辛→癸、と変化する)。これをどう解釈するかだが、いまの大運でしっかり準備できていれば、イノベーションを次々と起こして世界を魅了する、とも読める。ただし、バブル時代のように浮かれすぎると、次の2044年からの大運は天剋地冲だから、打たれて虚気から覚めることになるが…。
以上が今後の大きな流れだ。いまは、目先のこと(物価高対策など)にとらわれるよりも、10年先を見据えて準備を進めることが重要だが、果たしてどこまでできるだろうか…。
次回は、もうひとりのトップである総理大臣の宿命を観ながら、足下の運勢を観る。
