算命学:占い独学講座

算命学を独学で習得したい方々へ、有名人の事例などをまじえながら、実践的な知識をわかりやすく解説します。noteでも販売しますので、ご活用ください。

アメリカの運勢③2028年まで(算命学)

 

ドナルド・トランプは、大統領になった(同時に政治家になった)のが天中殺だから、大統領/政治家を全うできないし、政策なども(良い意味でも悪い意味でも)思うようにはいかない。だから、彼が大統領でいる間(2028年の大統領選が終わるまで)、米国の運勢不安定になる。

また、天中殺(大運天中殺)の20年の間にテレビ番組で全米の人気者になり運勢は大きく上昇した(人気は莫大な富と虚像を生んだ)から、2024/6/13に天中殺が終わった後は(一時的な上昇はあっても)運勢は大きく下降すると観る。そうなると、米国の運勢も下がる

 

では、具体的にはどんな展開が考えられるだろうか?

ここからは現実を踏まえた解釈になるから、占い師の現状認識が誤っていれば、予測も大外れする。とはいえ、これは占いに限ったことではなく、専門家の予測も大抵は外れる。だから、予測は参考程度に止めておくことが肝要だ。

まずは、私の現状認識を述べる。

トランプ政権のおもな政策を挙げると…

  • 関税を引き上げて、中国などに奪われた製造業を復活させる
  • 政府支出を大胆にカットして、債務削減と大幅減税を行う
  • 金利を下げて、他国を脅して(?)ドル安に誘導する
  • 不法移民を強制退去させて、治安を回復する
  • パリ協定から離脱して、石油・天然ガスの開発を進める
  • イスラエルを支援して、反ユダヤ主義の勢力を排除する
  • 人工中絶やLGBTQの権利拡大など、聖書に背く行為を否定する

無茶苦茶なようにみえるが、狙いはシンプルで、彼の支持層であるブルーカラーやキリスト教福音派などのために、戦後のグローバリズムや自由な価値観を破壊して、古きよき米国の黄金時代を復活させたいのだ。そして、彼らの熱狂的な支持のもと、米国の歴史に名を残す大統領になりたいのだろう。

ただし、それまでの間、モノの値段が上がって家計を引き締めざるを得ないが、借金して豊かな生活を享受してきた米国民はこれに耐えられるかが問題になる。

 

以上を受けて、米国はどうなるのか、二つのシナリオを考えてみたい。

一つ目は、任期途中で大統領を辞める場合、ヴァンス副大統領が跡を継ぐことになるが、彼も天中殺(官中殺)で政治家になり、特に職務遂行にリスクを抱えている。反トランプに押されて政治・経済は混迷するだろうし、自国第一主義はこの政権で終わるだろうが、グローバリズムの流れに戻るのか、ブロック経済などの新しい流れになるのかは、いまの段階では何とも言えない。

ちなみに、トランプ政権とニクソン政権との類似を指摘する識者も多い(たとえば、トランプ関税とニクソン・ショック)。歴史は繰り返すというが、彼も任期途中で大統領を辞めることになるのだろうか…。

二つ目は、任期終了まで大統領を務める場合、犠牲がどこに出るかが問題だ。犠牲が子供/後継者に留まるなら最後まで政策を押し通す可能性もある。ただ、彼は天中殺で大きく運勢を伸ばしているから、犠牲も大きい。となると、国民生活にも深刻な影響がおよぶ可能性が高い。

その不満を彼は抑えることができるかだが、運勢は‘NO’だ(寿の中殺)。2026年の中間選挙で民主党に大敗するかもしれないし、そうなると、政権は死に体(レームダック)になるだろう。

そのとき、これまでのように応援してくれる存在が現れるか(90年代前半の破産危機のときは金融機関、アプレンティスのときは人気テレビ・プロデューサーだった)というと、運勢は‘NO’だし、現実的にも自国第一主義のしっぺ返しになると考えるのが妥当だろう。

すなわち、彼はディールに負けて、米国も一人負けになる。

天中殺の影響(政治家になったこと、大きく運勢を伸ばしたこと)を重く観るなら、彼をトップに抱くアメリカの運勢は、いずれのシナリオでも芳しくはない。「そんなこと、占わなくてもわかってるよ!」と思われるかもしれないが、思っている以上に混迷した状況=波乱になるかもよ、ということは指摘しておきたい。

特に、気になるのが中国だ。台湾などをめぐって一触即発という状況にでもなったら、日本としては大変困る。

そこで、次回からは、習近平と中国の運勢を観ていきたい。