算命学:占い独学講座

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大統領選の行方-トランプvsハリス③(算命学)

 

今回も、ハリスさんの陰占を観ます。

 

カマラ・ハリス(1964/10/20生)

 甲      鳳閣星 天庫星

 戌  禄存星 車騎星 車騎星

      天胡星 鳳閣星 天南星

75 65 55 45 35 25 15 5

丙 丁   庚 辛 壬 癸

寅 卯   午 未 申 酉

 

格法・守護神法

格法をチェックすると、寅と戌が半会すると火になって従生財格一点破格になります。

ただ、破の守護神の車騎星は(先に観たとおり)目立っていますし、冲動もあるので、おそらく動いてないでしょう。

守護神法だと、どう観ますか?

第一守護神の甲が2つも透干して強い根もあり、とても良い運勢の持ち主のようにみえますが、如何せん、その木が3つもあって調和の忌神になっています。

甲がなぜ第一守護神なのかを考えると、見た目ほどにはよい運勢ではなく、強すぎる木を漏らす火を活かすことが重要です。五徳でいえば禄=信用/人気/経済などで、陽占にも禄存星として表出しています。

だから、ハリスさんが役人(官)から政治家(禄=人気商売)になったのも、山口智子さんが旅館の女将(寿=サービス業)ではなく女優(禄)になったのも正解だったと言えるでしょう。

 

後天運

後天運を観ると、大運で土=がまわっているので、彼女が大統領になったら、分断を防ぐために国内の引き締めのほうに力を入れるかもしれません。

ただ、気になるのが天中殺の大運に現在あることです。

官は中殺されているので、思うような結果にはなりにくい。事実、副大統領として担当した移民政策は、うまくいっていません。

 

宿命納音

政治家としてのキャリアも短いですし、最悪、混乱を招きかねず、ここが大きな不安材料です。

そこで陰占を観て気になるのは、年干支と月干支の納音です。

彼女は、役人として社会を正すというかたちで宿命の納音を具現化してきたのでしょう。

ただ、大統領となると話は別です。

寿の納音ですが、大統領の立場でこの寿を「国民」として消化すると、まさに分断する国民を抱えた宿命ということになります。月干支は身のまわりの環境なので反トランプ派、年干支は親トランプ派という感じでしょうか。

大運(戊辰)は年支と自刑、月干支と天剋地冲なので、分断は一層激しくなりそうです。

しかも、今年の年運(甲辰)は年干支と律音で、月干支とダブルの納音になります。素直に解釈すれば、反対派に身のまわりの環境が徹底的に破壊されるということになり、そうなると混乱の極みです。

もちろん、これとは違うストーリーもあり得るので、断言はできません。たとえば、お互いに悪いところを納めるという納音の現れかたも考えられますし、天中殺だけにどう転ぶのか、わかりません。

ただ、現在のように国が分断しそうな状況で、政治経験が浅く、納音かつ天中殺の大統領というのは、やはり不吉な感じがします。

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